mes loisirs



bon

この思いは、どのように止められるだろうか。
Manu Ciaoの歌を聴くたびに、ボルドーでの記憶が蘇る。
スペイン語とそのリズムに乗せられて、あの優しい顔立ちの違う外人たちが浮かんでくる。
この、時間に追われる研究室の中で、あまりに辛すぎる思い出となってしまう。
あの時間は一体なんであったのか、個人的には人生で最大の幸福を味わってしまい、何もかもが味気ないものに思えてしまう。
新聞記事、名誉、就職も、ちっぽけなものに思えるほどの生活がそこには、あった。毎日のように、友人と宴を繰り返し、仕事は自分のリズムでも、文句は言われなかった。
少なくとも、時間に追いかけられる気はしなかった。
何物にも変えがたい、一番大切なものを味わった。
自分にとって一億円の裏金をもらっても人には譲れないもの、それが自由だということに気づいた。

自由の翼は窮屈な満員電車に詰め込まれて、降りるべき駅でも降りられないかもしれない。
自分のやりたいことに向かって突き進めば、自ずと道は切り開けるものだが、この日本の社会では、そこまで行く過程で一体どれだけの犠牲が出るのであろう?
研究室の空気にも耐え難いものがある。
俺をバッキートって呼んでくれ。


俺をバッキートって呼んでくれ。
そんな、一つ一つが、今の自分には必要だ。
こんなに、人間との距離を感じるとは思えなかった。
こんなに、フランスの空気を恋しいと思うとは考えても居なかった。

空港で男泣きしてくれた、仲間の姿は二度と忘れられない。
あんなに強いやつが、本当に強いやつが見せる涙は大きかった。
自分のために流れる人の涙は幸せだった。
別れた元カノの悔し涙とは大分違うものだ。

フランスで学んだことの一つに、優しさの形というものがある。
人に対する親切を当然だと、無意識に手を貸してしまう、その姿だ。
日本にはゆとりが無い、東京に住んでいれば、嫌でも感じてしまう。
意味も無く、自転車で音を鳴らし続ける、後ろのおばちゃん、
人を突き飛ばして、何も言わずに通り過ぎる、サラリーマン。
デパートや研究室のドアは、人に対して冷たく、ばたばたとしまる。
フランスでは、小さな子供まで、次の人のためにドアを開けて待っていてくれたものだ。日本の、モラルは非常に尊敬できる、日本人は優しくなれる人ばかりだ。
優しくなれるのに、環境によって、可愛そうなほど窮屈に見える。

はぁ、ゼミの資料書かなきゃ、憂鬱。
[PR]
by korecoba | 2005-09-08 16:28 | 日誌
<< bonjour おーーー >>


個人日誌
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31